進学や就職で、あるいは既に社会人になってある程度時間が経ってから「一人暮らし」を始めるかたも多いですよね。でもいざ「一人暮らし」を始めようってなっても何をどう準備すればいいのか分からない方もいるのではないでしょうか?
実際私も一人暮らしを始める前は分からないことだらけで手続きや準備を進めていましたがそのおかげで本当に「一人暮らし」に何が必要なのかをある程度理解できるまでに成長しました。(理解できるまでにかなり時間はかかりましたが・・・)
今回は私が実際に経験した「一人暮らし」に向けての準備事項をまとめてみました。
一人暮らしに必要なこと
まずは一人暮らしを始める前の段階(初期段階)で大切だと感じたことを挙げていきます。
初期費用の準備
実家から離れて一人暮らしをするためにはまず引っ越し費用や家具・家電を買うための費用を確保しておくことが重要です。これらをまとめて初期費用と呼びます。この初期費用の有無で一人暮らしができるかが大きく関わってきます。
主に初期費用として加味すべきものは以下の通りです。
・家賃(敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・管理費(共益費)込み)
・引っ越し費用
・家具や家電などの生活必需品にかかる費用
初期費用だけでもおよそ50~60万かかるといわれています。(人によっては100万かかることも・・・)
そのため一人暮らしをする場合はきちんと蓄えておくことが重要です。
部屋決めの基準(条件)設定(最低でも1つ以上)
不動産会社(あるいはHP)で候補部屋決めをするのが一般的かと思います。しかし住みたい場所(最寄り駅)はさっと決められても、「どの部屋に住みたいのか?」といった部屋の候補を絞り込むためにある程度条件をつけなければなりません。
そこで一人暮らしをする部屋を決める条件(どういった基準で決めるのか)を予め設定しておきましょう。自分のライフスタイルに合わせて設定するのもよし、自分の好きな場所で決めるのもよしです。条件は人によって変わりますが、自分で「これは必要だな」と感じた条件を設定してみてください。
例:学校もしくは職場に近い、最寄駅から徒歩5分圏内、家からスーパーが近い etc…
ここで注意したいのは基準となる項目が多すぎてはダメです。設定した項目数が多すぎかどうかは人によって感じ方が違うかもしれませんが、基準となる項目があまりにも多すぎると候補となる部屋がない可能性が高いです。
基準項目は2~3個ぐらい(多くても5個まで)が無難です。
一人暮らしの部屋を決めるポイントについては以下の記事でまとめていますので気になる方はチェックしてみてください。
予算(見積額)
部屋を決めて住むときの費用(住居費)がどれくらいかかるのか、ある程度見積もっておく必要があります。節約するかどうかは実際に住んでから考えてもいいので、自分が設定した基準項目からどれぐらいのお金がかかるのかを洗い出してみましょう。ここでははっきりとした金額まで出さなくてもOKです。
下の例は私が上記で挙げた項目を元にして計算した見積額です。(月ごと)
項目 | 金額 | 備考 |
家賃 | 50000~60000円 | 管理費・共益費込み |
公共料金(電気+ガス+水道) | 10000円 | 季節ごとに変動あり |
火災保険 | 15000円 | 2年間契約 |
計 | 85000円 |
極端な例ではありますが、初期段階ではこのくらいが目安となります。家賃に関しては同じ広さの部屋であっても住む場所の地価によって大きく変わるので金額はこの限りではありませんが、都市部にすむ場合は大きく見積もっても上記の金額が妥当です。(東京なんかは特に)
なお火災保険は加入義務でありますが、1回支払えば契約満了まで保険適用されるので、初期費用でかかることを踏まえて計算に入れています。
一人暮らしで気を付けること
一人暮らしに憧れる方も多いですが、お金関連の他に部屋決めや今後の生活スタイルを通じて気をつけておくべきこともいくつか存在します。
内見は複数名で行くべし
自分が住もうとしている部屋の状態を知るために不動産屋と一緒に内見をしにいくことがありますが、内見をする際は一人ではなく家族や友人と行くのがベストです。
一人では気づかないところに気づくことができ、自分が住もうとする部屋の便利さや不便さを客観的な視点から見れるという利点があります。特に長く住もうと思っている人にとっては部屋選びを誤ってしまうと再び引っ越しをするのに時間もお金もかかってしまうので、できるだけ部屋の内見は複数名でいくのがおすすめです。
部屋の設備はしっかりチェック!
内見に関連することですが、自分が住む部屋の設備はきちんと目を向けておきましょう。
「日当たりや風通しのよい部屋なのか」・「ガスは都市ガスもしくはプロパンガスか」・「収納スペースはどのくらいの大きさなのか」といったことは内見でしか判断できないので、設備はくまなくチェックするのが重要です。
周辺の状況にもアンテナを
住もうとしている部屋のアパートの近隣の状況も把握しておくことも一人暮らしをしていくのに必要なことです。
近くにスーパーやコンビニ、病院などのライフラインに直結する建物がなければ生活で苦労しますし、夜になると周辺が真っ暗で帰宅時にあまり治安のよくない場所を通ってしまって安全性が伴わないなんてことも十分ありえます。
引っ越し先の周辺の状況は実際に住んでみないと分からない部分が多いですが、不安な場合は不動産屋や近隣の住民にヒアリングをして情報収集するのも一つの手です。
まとめ
一人暮らしは基本「自己責任」です。
そのため今後の生活に大きく関わる一人暮らしでは特に用意を念入りにしておくことが重要です。何事も備えあれば憂いなしですが、一人暮らしをする際は万全な準備をしておくことで、いざ始めようとしたときにバタバタせずにスムーズに行えます。
一人暮らしを初めてやる方は、是非この記事を参考にして準備を進めてくださいね。
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