カラオケ店に行くと機種の中に採点機能が備わっているかと思います。採点機能はその名の通り、自分の歌う曲に対して音程や表現力等の採点項目で採点してくれる機能のことで、有名機種だとLIVE DAMの「精密採点DX-G」とかがあります。
使用用途は人それぞれですが、自分の歌唱力がどれほどのものかを知るための一つの指標にもなります。男女に関わらずカラオケが大好きな人にとっては、「自分の大好きな曲・自信のある曲で高得点を取りたい!!」と感じて、採点機能を使っている方も少なからずいるのではないでしょうか?
でもいざ歌って採点結果を見ると思ったような点数が出なくて、「あれ? 意外と自分、音痴だったりする・・・?」、「点数が低いようじゃ、人前で歌うのも気が引けるな・・・」と感じたことって一度はありますよね?(実際私がそうでした。)
あまりにひどいと「カラオケ向いていないんじゃ・・・」と思ってしまうかもしれませんが、そんな心配は全くいりません!!私もカラオケ採点機能で70点台という低い点数を出していた曲をなんとか90点台を出せるようになり、今までカラオケで苦手だった曲を高得点に結びつけています。
採点機能には独自の採点基準がありますが、歌う際のテクニックを身に着ければ簡単に高得点を狙えます。
カラオケの採点基準(精密採点DX-Gの場合)
カラオケの採点機能には独自の採点基準があると言いましたが、具体的にどんなものがあるのでしょうか?
ここでは先ほど例にでも挙げた、テレビのカラオケ特番でよく使われるLIVE DAMの「精密採点DX-G」での基準項目を見ていきましょう。
音程
採点項目の中でも特に重視される項目です。
歌の中の主旋律に当たる部分でメロディーの要となる部分です。
この部分が大きく外れてしまうと俗にいう「音痴」になってしまいます。
表現力
これは簡単に言えばカラオケで歌っている曲の雰囲気を点数化させたものです。
音程の次に重視される項目ですが、表現力を高めるための項目もいくつかあります。
精密採点DX-Gでは以下の4つが表現力の得点へとつながります。
①抑揚
Aメロ、Bメロ、Cメロ、サビといった歌うパートで声量を変化させる技術です。歌声の強弱や音程の高低を調整することでパターンを作ります。
②しゃくり
ある音程に対して本来の音程とは違う音程から本来の音程にしゃくりあげる技術です。
③こぶし
歌声に細かい強弱や音程を上下させる技術です。演歌とかでよく見られる技術でよくタメを作りながら音を上下させていますよね。
④フォール
ある音程から瞬間的にキーを下げる技術です。
とは言っても表現力の要となるのは①の抑揚です。この抑揚でどれだけの点数を稼ぐかによって点数差も大きく変動します。
安定性
歌声がまっすぐに伸びているか、余韻を残しているか、声の震えなどがないかを判定する項目です。
ビブラート&ロングトーン
ビブラートは歌う際に声を震わせる技術です。表現力の項目に近いものではありますが、ビブラートは表現力とは別項目となっています。長ければ長いほど加点される確率が上がりますが、あまりビブラートを入れすぎると安定性がないものと判断されるためほどほどにいれましょう。
ロングトーンは実際の音を長くを伸ばす技術です。音程が安定した状態で長く声が持続できるかを
リズム
いわゆるテンポのことですね。実際に流れる曲のテンポと自分の歌う声の歌唱スピードを比較して早いのか遅いのかをカラオケでは判定項目として扱っています。
カラオケで効果的なテクニック
ここでは実際に私がカラオケで歌うときに実践しているテクニックを紹介します。
ちなみに私は歌のプロではなく超が付くほどのド素人なので、紹介するテクニックはほぼ基本的なものばかりです。それでも大丈夫な方のみご覧ください。
【その1】 腹式呼吸
歌を歌う際に一番気を付けるべきと言っても過言ではないテクニックです。 寝ているときにお腹を膨らまして息を吸って、吐くときにお腹がしぼむことってありますよね。あれが腹式呼吸です。
腹式呼吸を行うことで喉の負担が軽くなり、声量が増すだけでなく息を切らさずに歌声を持続させることができます。
腹式呼吸とは別に胸式呼吸がありますが、胸式呼吸は息を吸う時間は早くても歌声を持続させるのにはあまり適していません。
私も胸式呼吸で歌を歌っていましたが、ぶっちゃけ腹式呼吸をやる方が楽です。腹式呼吸を覚えてからカラオケで歌を歌うのが辛くなくなりました(笑)
腹式呼吸のトレーニングもセルフでやることができます。私は「3秒間お腹で息を吸って、7秒間息を吐く」というプログラムを作って実践しています。秒数は変えることもできるので、自分に合った秒数を設定してトレーニングしてみましょう。
【その2】マイクの持つ位置
一見気にしなくてもいい項目かもしれませんが、実は結構重要で意外と見落としがちなところです。
よくカラオケで見られるのが地面に対してマイクの向きが垂直あるいは斜めになっているパターンです。この状態で歌っているとマイクで声を拾おうとするがために無意識に顔が下を向くようになってきます。そうなるとだんだん気管がふさがり声が出にくくなります。
マイクの位置は地面に対して平行になるように持ち、顔は真正面を向くようにします。そうすることで気管がふさがることがなく楽に歌うことができます。どうしても顔が下を向いてしまうのであれば、カラオケのテレビ画面を見るようにすれば自然と前を向くのでやってみるといいかもしれません。
【その3】歌う姿勢
確実に音程を外さないためにも歌っているときの姿勢に気を付けたほうが良いです。
立ったときに猫背みたいに丸くなっていたりすると声がはっきりと出せません。立った状態でお腹に力を入れて背筋を伸ばして歌うのがいいです。
よくカラオケに行くと椅子があって座って歌うことがあるかもしれませんが、実はあまりやらないほうが賢明です。座っても声が出るには出ますが長続きしないので立って歌うほうが楽です。
カラオケで歌う際に気を付けるべきこと
【その1】 喉を潤す「飲み物」にも注意しよう
カラオケでドリンクを頼む方も多いかと思われますが、カラオケで得点アップを図る場合はドリンクをたくさん飲むのを避けた方が無難です。特にウーロン茶とかは喉に油分が残り、歌う時に支障が出るのでやめた方が吉です。
一番いいのは常温の水(氷は入れない)です。ただ友達と盛り上がる時やワンドリンクオーダー制で頼むときには微炭酸の飲料があればそれを頼むのもいいかもしれません。
【その2】 歌う曲のキーは自分に合ったものを
歌う曲のキーが自分の声のキーとあまりにも違う場合だと、途中で歌うのがだんだんしんどくなってきます。歌う曲に合わせて半音上げたり下げたりして歌いやすくするのも一つ気を付けるべきことです。
とはいっても個人的に曲そのものを楽しむためにほとんど原曲キーにしてしまうのもあるんですがね(笑)
【その3】 食事後のカラオケは極力控える
私もついついやってしまいがちですが、食事した後のカラオケはなるべく控えた方がいいかもしれません。
二次会でカラオケに行かれる方にとっては「え~~!?」と思われるかもしれませんが、食後の状態によっては声が出なかったりします。無理に歌ってしまうと、歌った次の日に喉を壊してしまう恐れもあります。
どうしてもカラオケがしたいという場合は、なるべく空腹時や食事したとしても腹八分目とかで抑えたほうがいいです。(満腹状態はNG)
まとめ
今回は私が実践しているカラオケで点数を伸ばす・上達するためのテクニック集を紹介しました。
なお途中でも言いましたが、紹介しているのはごく基本的なテクニックです。専門性を高めたい場合はボーカルスクールなどで習得するのがいいかもしれません。
カラオケで少しでも上達したいという方は実践してみてはいかがでしょうか。
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