無事に大学が決まって一人暮らしを始めたい方、あるいはすでに高校から大学へと進学して一人暮らしを始めているor始めたいと思っている方も多いでしょう。
一人暮らしを始めるって人生の中でも大きな転機なので、初めての人にとっては心躍らされる半面、「一人暮らしできるかな・・・?」と不安な気持ちを抱くかと思います。
今回は一人暮らし歴5年以上の私の経験も踏まえ、一人暮らし生活の実態を見ていきましょう。
エヌの民の一人暮らしの経緯
私(エヌの民)の場合ですが、実は高校卒業後に一人暮らしをしたいという願望はそんなにありませんでした。しかし当時住んでいた実家では「高校卒業したら一人暮らしをしろ」という方針があったのです。(高校卒業までその方針を知らなかった私)
自由に過ごせるという点で一人暮らしをしたいと強く思っても、家庭の事情によってはなかなか一人暮らしを勧めることってないかもしれません。そのため「一人暮らしをするんだ~」と友達に打ち明けたらすごい羨ましがられました(笑)
それだけ一人暮らしをするのは一種の憧れでもあり人生を過ごす上での社会勉強でもあります。
意外と準備が多い一人暮らし
一人暮らしって楽しさがあふれるのと同時に、意外と準備が大変だったりします。
初期費用(部屋の契約)
当たり前ですが、部屋を契約する際は費用がかかります。家賃に加えて管理費(共益費)、敷金、礼金などが発生するので、実家暮らしで資金に余裕がない場合は出費に備えてお金を蓄える必要があります。
部屋を借りる不動産屋にもよりますが、初回契約で家賃2〜3ヶ月分を先払いするケースもあります。契約後は更新料などの出費もかさむので家賃だけではなく、いつ・どのような費用が発生するのかを見極めて部屋を決めましょう。
生活費用(日用品など)
一人暮らしをするために必要な家電や日用品などもすべて揃えなければいけません。特に家電は性能の高いものばかり求めすぎるとかなりの費用がかかるので、最低限の機能のあるもので十分です。
また過去に兄弟や姉妹が一人暮らしを経験して家電などが残っているご家庭では、おさがりとして家電の費用を抑えることも可能ですが、その分劣化するのが早いです。
劣化して消耗するよりかは割り切って新しいのを購入するほうが長持ちするので、必要に応じて下取りして買い替えるのも一つの手です。
公共料金などの手続き
生活のインフラとして必要な電気・ガス・水道などの契約も必要になります。電気やガスは自由化が進んで民間でも契約が可能となりましたよね。最近だと電力会社でガス契約したりと多彩な申し込みができます。
電気・水道はその地域に馴染みのある電力会社・水道局と契約すれば基本問題ないですが、ガスについてはひとつ注意点があります。
都心部に住みたいと考えている場合、都市ガスを契約するのが一番良いです。その理由は単純で、都市ガスの方が価格的に安いからです。アパートによってはプロパンガスが設置されているところもありますが、都市ガスと比べて数千円高めとなっています。
年間で払う額を換算しても都市ガスの方が圧倒的に安いので都市ガスが設置されている部屋を選ぶのがおすすめです。
住民票の手続き
親元から離れてその場所にずっと居座るつもりでいるのなら、住民票を移しておくのも重要となります。
親の扶養に入っている場合は、親元から離れて生活しても実家に住んでいるのと同じなので、住民票を無理に移さなくても問題ありません。
しかし大学生になって免許取得や更新をする際は基本住民票のある県で行うので、必要に応じて移すか移さないかを決めておきましょう。
一人暮らしの家賃
一人暮らしで一番気にするのが家賃ですよね。
地域 | 家賃平均(ワンルームの場合) |
東京(23区内) | 5~6万 |
名古屋 | 4~5万 |
大阪 | 4~5万 |
福岡 | 2~3万 |
家賃は住む場所によって異なり、人口の多さによっても大きく変動します。特に東京は地価の高い場所がほとんどで、23区内に住みたい場合はワンルームでも平均5〜6万が妥当といえます。
家賃の支払い方法は親に払ってもらうor自分で払うの2択となります。大学生の場合、親に払ってもらう場合は親との相談で部屋を決める形になるので家賃を自分で払うことはほとんどありませんが、もし自分で払う場合は自分でお金を稼いで払う必要があります。
一人暮らしのアルバイト
アルバイトも一種の社会勉強となります。どのアルバイトをするかは自分の生活に合わせて決めるのが一番ですが、大学生活ときちんと両立できるようなアルバイトを見つけましょう。特に遠くに離れて一人暮らしをする場合、アルバイト先の情報を全く調べずにやろうとすると無理な労働とかで最悪体調を崩してしまうこともあり得ます。
親の仕送りだけで生活ができてお小遣い稼ぎとしてやるなら、単発のアルバイトだけでも十分なので初めてアルバイトをやる方はそちらをやってみてもいいかもしれませんね。
体調を崩した状態で大学生活も危ういなんてことになったら本末転倒なので、アルバイト選びも慎重に行いましょう。
一人暮らしの食事
一日3食とらないといけない食事も一人暮らしでは自分で作る必要があります。とはいっても毎日自炊して作るのもしんどいので、たまに外食やスーパーの総菜で済ませちゃうのもありです。
現に私も最初は「自炊本気でやるぞ!」と意気込んでも、大学生活が忙しくなるにつれて料理を作る気力が次第に失われていきます。しかも自炊って本格的にやればやるほど食費が高くついてきます。安いもので済ませようとしても味が普段よりも落ちたりとなかなか難しいものです。
また、忙しさゆえに食事するのも面倒になって朝食を抜いたりすることもありがちですがそれも避けるべきです。食事は一食抜くか抜かないかでその日のエネルギーの限界が分かるものです。生きていく上で食事を抜くのは健康にも害が及ぶので、食事はバランスよく栄養をとるのが一番です。
一人暮らしのメリット・デメリット
ここまでの私の一人暮らしの経験も踏まえて、一人暮らしのメリット・デメリットをまとめてみます。
メリット
自由にのびのびと暮らせる
実家に住んでいたときは門限などの制約があったりして、なかなか自由に暮らせる人もいなかったかもしれません。しかし一人暮らしでは時間の制約などはなく自分の思うままに過ごせるので快適な気分を味わえます。
制約がない分、一人暮らしはそれだけ自由度の高い究極の生活方法です。
自立性を養える
洗濯・料理・掃除などの日常生活で必要な家事をこなす必要があるので、家事スキルはある程度身に着きます。(継続して行うかどうかは置いておいて)
快適に過ごしていくために視野を広げて物事をとらえていくことも重要になるので、生活する上での自立性を一人暮らしでは養うことができます。
デメリット
初期費用がかかる
いくつか取り上げましたが、一人暮らしは準備だけでも多くの費用が掛かります。一人暮らしをする際にはある程度の蓄え(貯蓄)が必須です。
何もかも自分でしないといけない
実家暮らしだと当たり前のように出てきた食事などの準備を一人で行わないといけません。また役所などの手続きも本人名義で行う必要もあるため、一人で手続きするなんてことも日常茶飯事となります。
意外と寂しい
一人暮らしを経験したことがある人には分かることかもしれませんが、部屋でポツンと一人だけいるのって意外ともの寂しいです。
寂しさを紛らわすために誰かと会ったり電話したりして寂しさを紛らわせることもできますが、一時的なものなのでおしゃべりが好きな人にとっては少し苦痛に感じることも。
一人暮らしって楽しい?
私たちが想像する一人暮らしって楽しいイメージが定着しがちですが、楽しさがある反面実はとても大変です。
家事全般もそうですが、病気にかかった時なんてそばに助けてくれる人もいないですし基本は自分でどうにかしないといけません。毎日健康でいられるのなら誰だって苦労はしないと思いますが、環境ががらりと変われば体調管理もそれに合わせて気をつけておこなう必要が出てきます。
「そこまで神経質にならなくても・・・」
と思うかもしれませんが、いざ一人暮らしを始めると嫌でも体調管理は気にすることになります。自由に過ごせるのとは裏腹に一歩間違った生活環境で過ごしてしまうと、知らないうちに自分の体がヤバいなんてことにも。
一人暮らし歴5年以上の私がいえることとして、一人暮らしは健康第一を前提として過ごすのが重要で、経験の積み重ねでやっと楽しさが生まれてきます。
まとめ
一人暮らしをしていくには楽しさもある反面で、辛いこと・大変なことだってあります。しかし、辛いことや大変なことを乗り越えていくことでその分楽しさも十分に生まれてくるのが一人暮らしだと私は思います。
もちろん大学生活なんて一生に何回もあるわけではないのでキャンパスライフが謳歌できればそれでいいかもしれませんが、一人暮らしをするのなら楽しさと同じレベルで生活の大変さを経験して克服することも重要です。
大学生で一人暮らしを始めたい方は、ぜひこの記事を参考にして華やかなキャンパスライフを送りましょう!
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